エギングの歴史
昔のエギ
江戸時代(享保年間)には薩摩でエギ曳きをやっていたという記録があるようです。船の
灯りからこぼれ落ちた木炭にイカが食いついてきたことがきっかけだったとか・・・。
ですから、少なくともエギには300年は歴史があるということです。
山陰でいつ頃始まったのかはわかりません。(不勉強でした・・・)
最初は、木で作ったエギの背中を焼いて炭をつけていたそうですが、昭和30年頃から
色をつけたものになり、布を巻いたものへと変わっていったそうです。今ではプラスチック
になっています。
管理人の父は、漁師でもないのに色つき時代の木製エギを持っていました。
宮崎の漁師さんからもらったと言ってましたが、おそらく、昭和30年代のものでしょう。
エギの背中は、いかにも手づくりといった緑色の彩色がほどこしてありました。
そして、これがデカイ!
今の号数で言えば4号ってもんじゃないですよ。
こんなエギでアオリをこいでたんですね。
おそらく釣れるサイズもハンパじゃないでしょう。こんなもんに食いつくアオリは。
「エギの歴史」はそのまま「エギングの歴史」でもあります。
老後?に調べてみたいテーマでもあります。
エギのしくみは芸術
それにしても、昔の人はこんなものをよく考えたものだとつくづく思います。
エビに似て水の中でピョンピョンはねる形、糸を張ると水中で水平を保つのに着底すれ
ばちゃんとおしりを持ち上げて根がかりを防ぐバランス、イカをカンナに導くための鳥の
毛、実に合理的にできているんですね。
これはもう「芸術」です。
江戸時代、最初に木炭に食いついたいやしいアオリに感謝!